映画「リーマン・トリロジー」

NTL (National Theater Live)の「リーマン・トリロジー」を池袋のシネ・リーブルで見てきました。

休憩込み3時間20分。イギリスの舞台の映像というのと、友人が破綻時にリーマンで働いていたのが見た理由でしたが、長いけど長く感じなくて、くどくないのに中身が詰まっていて、素晴らしかった!

3月7日にブロードウェイの上演が始まったけど、いまはクローズされているようですね。

感想を探すと「落語を感じさせる」というのが多いですね。見ているときは気づかなかったけど、状況説明や多種多彩なキャラクターを演じ分けるところでしょうか。

ちなみに、シネ・リーブルの混み具合は前方から6~7列は無人で後方席は数人ずつ空けて座る感じ。前後両側とも人がいないので、落ち着いて見られました。

ストーリーは、1844年にバイエルンからアメリカに移民にやってきたリーマンさんと、数年後にアメリカにやってきた弟2人とで作った会社が、業態を変えて3代続いたものの、2008年に破綻するまでを描いています。

個人的には3代目のロバート(ボビー)・リーマンが気になりました。

おそらく1800年代後半生まれで、生まれながらのお坊ちゃま。イェール出身で、絵画と馬を愛してヨーロッパに行ってはピカソとか買って帰ってきて、2代目社長の父に「舞台や映画にも出資しよう」というひと。

1891年生まれで、イェール出身、パリとニューヨークを行き来していたというコール・ポーターを思い出しました。ボビーさん、ガーシュインやロジャース/ハマーシュタインとも知り合いだっただろうな。

閑話休題。セットがシンプルで背景の映像が効果的。あらゆるものになるデスクと書類ボックスが見事。

音楽はピアノの生演奏で、2回目の休憩の時に音楽担当とピアニストのコメントが見られます。「ピアノが4人目の出演者」というピアニストさんのコメント、まさにその通り。

セリフがシンプルで繰り返しが多く、すっと入ってくる。

演出も素晴らしいですが、キャスト3人のキャラの演じ分け、声の変化、それでいて聞き取りやすいセリフ回し。

稽古量も半端なかったと思うけど、これほどの舞台をやりきる体力や技術を、この3人はどうやって日々維持しているのだろうと感嘆します。

もう一回見るとまた新しい発見がありそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください